〜マチュピチュと、世界の不思議な再会〜
クスコに到着し、
さてまずはホテル探し。
すると、
いかにも“気の良さそう”なお兄さんが近づいてきました。
「いいホテル紹介するよ!」
海外旅行初心者に近い私たち。
半信半疑ながらも、
「まぁ、話だけでも聞いてみるか」とカフェへ。
すると突然――
警察突入。
そして、その男、
あっさり連行。
……危なっ!!
どうやら旅行者相手に小銭を巻き上げる、
常習の詐欺師だったらしい。
危うく、
南米初級コースの洗礼を受けるところでした(笑)
やっぱり外国では、
“優しい人すぎる人”には注意です。
そんな事件のあと、
市内観光のバスに乗っていると――
「あれ?」
どこかで見た顔が歩いている。
なんと、
高橋さん夫婦!
リマで別れたあと、
完全別行動。
もちろん今みたいにスマホもありません。
連絡など取れるはずもない。
それなのに、
まさかクスコで再会するとは!
「うわぁぁぁ!」
お互い大興奮。
旅先で偶然知り合いに会うだけでも嬉しいのに、
南米の山奥で再会するとは、
人生、本当にわからないものです。
数日後、
高橋さん夫婦は帰国のためリマへ。
そして私たちは、
いよいよ――
天空都市マチュピチュへ。
クスコから観光列車に乗り、
約4時間の旅。
列車の中は、
ほぼ外国人観光客。
時間も長いので、
近くの席の人たちと自然に仲良くなり、
トランプ大会が始まったり、
なかなか賑やかです(笑)
マチュピチュ村に到着すると、
そこからはシャトルバス。
これがまた、
ものすごい山道。
七曲がりどころじゃない。
十曲がり、
二十曲がりくらいありそうな、
クネクネ道を延々登っていきます。
そしてようやく、
遺跡入口へ到着。
今では世界遺産登録の影響で、
入場人数制限もあり、
事前予約必須だそうですが、
当時はまだ、今ほど厳しくありませんでした。
そして、
ついにマチュピチュ。
……圧巻。

標高2400メートル。

断崖絶壁の上に、
石の都市。
「なんで、こんな場所に1000人以上住もうと思ったの?」
と、人類の情熱に感心するばかり。
しかも、
石組みが異常に美しい。
隙間がほとんどない。
後にクスコ市街でも有名な“インカの石組み”を見ましたが、
本当に名刺一枚入らないほど精密。
重機も無い時代に、
どうやってこんな加工をしたんだろう。
インカ文明、
恐るべしです。
もちろん、
私たちが興味を引かれたのは遺跡だけではありません。
市場です。
露店です。
民芸品です。
アルパカのセーター、
帽子、
織物、
刺繍、
銀細工、
陶器――
見れば欲しくなる。

一つ買い、
また一つ買い……。
気が付けば、
出発時は“リュック一つ”だった荷物が大増殖(笑)
とうとう現地で南京袋を買い、
穴を開けて即席荷物袋を作る始末。
旅人あるあるです。
クスコにしばらく滞在した後、
次なる目的地は――
プーノ経由、
チチカカ湖、

そしてボリビアの首都ラパスへ。
旅はまだまだ続きます。


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