~気づけばミラノ行き!? 世界進出は勢いと覚悟でできている~
話は竹細工からどんどん逸れておりますが、もうここまで来たら、脇道が本線みたいなものです(笑)。
ドイツでの展示会を終えたあと、「次は海外で本格的にやらないか?」という話が舞い込んできました。しかも今度は個人のノリではありません。大分県、国、ジェトロまで絡む、なかなかの大型プロジェクト。
舞台は「別府竹製品協同組合」。
「別府竹細工を世界へ!」
…と聞くと壮大ですが、現実はまず説明会からスタート。
当然ながら、みんな興味はある。でも――
「で、いくら掛かるんですか?」
この一言で、膨らんだ夢はしぼみます(笑)。
結果的に残ったのは、個性強めの4人。
荒物職人の油布さん、クラフト路線の大橋君、和紙と書を融合する毛利さん、そして竹バッグ担当の私。
なかなか濃いメンバーです。
さて、問題は「どこでやる?」。
候補はアメリカ、ドイツ、フランス、イタリア。
まずは視察ということで、フランクフルト、パリ、ミラノを巡る旅へ。
ところが、フランクフルトの見本市は規模がデカすぎる。
「これ、うちら完全に埋もれるやつや…」
パリでは日本の百貨店ルートも見えたのですが、「日本人観光客向けで終わりそうだな」と却下。
そして最後に訪れたミラノ。
これが、とにかく洒落ている。
街もギャラリーも空気感も、全部がおしゃれ。
「やるならここだな」と、一同ほぼ即決。
こうして、別府竹細工のミラノ計画が本格始動したのです。
翌年は、毛利さんと二人でミラノ中のギャラリー巡り。
公営施設、美術館、個人ギャラリー…歩き回って、ついに「ここだ!」という場所を発見。
まだ開催も決まっていない段階なのに、
- ジェトロと打ち合わせ
- レセプション会場探し
- レストラン交渉
- 展示構成の相談
…と、話だけは超一流スピードで進んでいきます。
そして、いよいよ迎える三年目。
本番のミラノ展へ――!

…と、その前に今回はここで一休み。
人生、竹を編んでいたら、いつの間にかミラノまで編み込まれていました。


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