ダイアナ・ロスが帰ってきた!そして、青春も一緒にやって来た。
2026年5月――ついに、Diana Ross が11年ぶりに来日!
5月23日は横浜、25日は大阪。
音楽界だけじゃありません。映画、ファッション、カルチャー…あらゆる世界に影響を与え、Michael Jackson、Mariah Carey、Beyoncé ら後世のスターたちが憧れ続けた“女王”です。
1960年、The Supremes の一員としてデビューして以来、時代を超える名曲を次々と生み出し、モータウン黄金期を築いたレジェンド。
まさに「生きる音楽史」みたいな存在です。
でも不思議なもので、ダイアナ・ロスを聴くと、真っ先に思い出すのは“青春の友人”だったりするんです。
ビートルに乗ったファンキーボーイ
栄養士学校時代の同級生、河野徹。
いやぁ、実に面白い男でした。
当時、彼はフォルクスワーゲン・ビートルを「バタバタバタ…」と独特のエンジン音を響かせながら学校へ乗りつけていました。
しかし謎なのが駐車場問題。
狭い学校だったので、学生用駐車場なんて無かったはず…。
いったい彼はどこへ停めていたのか。
今となっては“七不思議”です。
河野はとにかく陽気。
いつも周りを笑わせ、音楽が大好きで、歩く時はリズムを刻むように右手を小刻みに振っていた。
ある日、彼の家に泊まった朝のこと。
目覚まし代わりに流れてきたのが、ダイアナ・ロスの
「Touch Me in the Morning」。

……お洒落か!
当時の私は、「目覚まし=ベル音」の世界。
そこへ突然のダイアナ・ロス。
朝からムード満点です。
そんな河野に感化され、気づけば自分もダイアナ・ロスの大ファンになっていました。
「俺もログハウス建てる!」
卒業後、十数年。
私が九州でログハウスを建てていた頃、河野がひょっこり現れました。
相変わらず昔のまま。
ログハウスを見た彼は目を輝かせ、
「よし、俺もログハウス建てよう!」
と宣言。
しかし現実はそう甘くない。
都会では制約だらけで、本格ログハウスはなかなか難しい。
そこで河野がどうしたかというと――
チェンソーを購入。
しかも車に積みっぱなし。
完全に“気分だけログビルダー”。

でもきっと、チェンソーを見るたびに九州の私を思い出してくれていたのでしょう。
そう考えると、なんだか嬉しい。
そして、もうひとつのダイアナ・ロスの記憶
ダイアナ・ロスを聴くと、もう一人思い出す人がいます。
1978年、名古屋市公会堂。
ダイアナ・ロス来日公演。
当時まだ若く、お金にも余裕なんてありません。
それでも“なけなしのお金”を握りしめ、コンサートチケットを2枚購入しました。
もちろん、憧れていた彼女を誘って。
あの日のステージは、本当に華やかでした。
歌声も、照明も、観客の熱気も、全部が特別だった。
でも――
青春って、たいてい少しほろ苦い。
あの夜の記憶は、50年近く経った今でも、ダイアナ・ロスの曲と一緒に胸のどこかで流れ続けています。


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