灼熱のルルパークと、幻のかき氷

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毎日、毎日、とにかく暑い。

「お盆のころは、ちょっと涼しくなったんじゃない?」なんて思ったのも束の間、どうやら夏はまだまだやる気満々のようです。

テレビからは「不要不急の外出は避けてください」と、ありがたいご忠告が聞こえてきます。

……なのに。

そんな日に限って、妻と二人でルルパークへ出かける私たち。

「今日は何する?」

朝起きて、妻と相談。

そこで出てきたのが、

「かき氷が食べたい!」

という、なんとも夏らしいご意見。

しかも、ただのかき氷ではありません。

「おいしいかき氷が食べたい」

なるほど。

では、そのためには少し運動をして、お腹も体もほどよく温めてから食べたほうが、きっと氷がおいしい。

ということで、炎天下のルルパークを歩くことに決定しました。

……今思えば、なぜそうなったのか、私にもよく分かりません(笑)。

普段なら、そこそこ人が歩いているルルパーク。

ところがこの日は、見事なまでの無人状態。

私たち以外、誰もいません。

「貸し切りだね」

なんて、最初はちょっと得した気分。

しかし、暑い。

とにかく暑い。

そして池を見てみると、これまたびっくり。

池がものすごく干上がっている!

水がほとんどありません。

「池まで暑さに負けたか……」

そんなことを思いながら、私たちは黙々と歩きます。

そして約1時間。

炎天下の中を歩いた結果、二人とも汗びっしょり。

「よし! これでかき氷は絶対にうまい!」

汗だくの体に、キンキンの氷。

もう頭の中は、ふわふわの氷でいっぱいです。

期待を胸に車へ乗り込み、いざ味の街へ。

目指すは、あの喫茶店。

「さあ、かき氷だ!」

……ところが。

お店の前に着いてみると、

まさかのお休み。

えっ?

今日?

このタイミングで?

「かき氷……食べられないじゃん」

二人とも、しばし呆然。

あれだけ汗をかいたのに。

あれだけ暑い中を歩いたのに。

あれだけ「絶対おいしいぞ」と期待したのに。

まさかの、かき氷難民です。

仕方がないので、近くのスーパーへ。

そこでお寿司やら、お惣菜やらを買い込み、帰宅。

そして昼から……

ビールで乾杯!

かき氷は食べられなかったけれど、汗をたっぷりかいた後のビールは、これまた格別。

「まあ、今日はこれでいいか」

ということで、結局おいしく昼ごはん。

それにしても、暑い日に「おいしいかき氷を食べよう!」と始まった一日が、最後は「昼からビール」に着地するとは。

人生、なかなか思い通りにはいきません。

でもまあ……

かき氷は逃げたけど、ビールは逃げなかった。

めでたし、めでたし。

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