〜天空の首都と、人生最高のピザ〜
チチカカ湖を越え、
バスで国境を渡り、
いよいよボリビアへ入国。
目指すは首都ラパスです。

ところが――
ラパスに到着してまず驚きました。
街が、
“目の下”に広がっているのです。
最初は意味が分かりませんでした(笑)
実はラパス、
巨大なすり鉢みたいな地形の街。
谷底に高層ビルや富裕層の住宅街、
その周囲の高い場所に、
赤レンガ造りの家々がびっしり。
しかも標高は約3600メートル。
富士山の山頂近くと同じくらいです。
普通なら、
「高台=高級住宅地」
ですが、
ここでは逆。
空気が薄いため、
少しでも呼吸が楽な低地にお金持ちが住み、
高い場所に庶民が暮らしているのです。
世界は広い。
常識も簡単にひっくり返ります。
ラパスには、
「日本人のフォルクローレ奏者がいる」
という情報を聞きつけ、
さっそく訪ねてみました。
しかしこの街、
ちょっと坂道を登るだけで息切れ。
ゼエゼエ。
「俺、こんなに体力なかったっけ?」
と思いましたが、
単純に空気が薄いのでした(笑)
ここではユースホステルに泊まりながら、
1週間ほどのんびり滞在。
次に向かったのが、
コチャバンバ。
この名前、
どうしても北海道の“長万部”っぽく聞こえて、
頭から離れません(笑)
コチャバンバには、
La Cancha
という、
南米最大級の巨大市場があります。

これが本当に広い。
生活用品から民芸品まで、
何でもある。

そして、
気を抜くと迷子になります。
妻とは、
「絶対、手を離さない!」
状態で歩いていました(笑)
その後、
今回の旅の最終目的地、
サンタクルスへ。
ここは標高400メートルほど。
ラパスの高山世界とは別世界で、
南国ムードたっぷり。
暖かくて、
空気も濃い。
「呼吸って楽だったんだなぁ……」
と妙に感動(笑)
スーパーでパンとハムを買って、
公園のベンチで昼ごはん。
そんな何気ない時間が、
とても幸せでした。
さらに驚いたのが――
公園に、
普通になまけものがいる。
「え!?本物!?」
嬉しくなって抱き上げようとしたら、
警備員さんに全力で止められました。
見た目はのんびりしていますが、
爪は鋭く、
握力もものすごいらしい。
危ないところでした(笑)

公園でボートに乗ったり、
ゆっくり散歩したり。
そんな穏やかな時間を過ごしたあと、
近くのレストランへ。
その店の名前は、
Peña Napoli
ここで食べたピザが、
本当に美味しかった。
妻と二人で、
「年を取ったら、また食べに来ようね」
と約束したほど。
……そして今、
十分に年を取りました(笑)
でも、
もう一度南米まで行く元気は、
さすがに無いかもしれません。
それでも、
あのピザの味と、
南米の空気は、
今でもちゃんと覚えています。
ハラハラしたり、
笑ったり、
驚いたり。
そんな“山盛り”の新婚旅行でした。
そして――
長い長い脇道旅行も、
そろそろ終点。

次回から、
ようやく本題に戻れそうです(笑)


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