我が家は山の中の一軒家です。
朝は鳥の声で目が覚め、夜になるとあたりは真っ暗。
車が一台通っただけでも、
「こんな時間に誰だろう?」
と思ってしまうような場所です。
都会なら、少し大きな音がしても、車の音や人の話し声に紛れてしまうのでしょうが、山の中では違います。
とにかく静かです。
静かなのは大変ありがたいことなのですが、困ったこともあります。
もし泥棒が入っても、誰も気がつかない。
これが山の一軒家の現実です(笑)。
「泥棒が入ったぞー!」
と叫んでも、ご近所から
「大丈夫ですかー!」
なんて声が返ってくることは、まずありません。
下手をすると、返事をしてくれるのは山の鳥か、たまに鳴く鹿くらいかもしれません。
そこで、
「防犯カメラを付けたらどう?」
という話が出てきました。
なるほど、それは確かにそうだ。
ということで、最近はいろいろな防犯カメラを調べています。
今どきの防犯カメラは便利になったものです
昔の防犯カメラといえば、専門の業者さんにお願いして、配線をしてもらって……というイメージでした。
ところが今は、ずいぶん便利になっています。
配線工事がいらないワイヤレス式。
コンセントのない場所でも使えるソーラー式。
そしてスマホと連動して、外出先からでも映像を確認できるものまであります。
山の中にいても、買い物に出かけている時でも、
「さて、我が家は平和かな?」
とスマホで確認できる。
誰かが敷地に入ってきたら、
「ピコーン!」
とスマホに知らせてくれる。
これはなかなか便利です。
もっとも、山の中では泥棒より先に、
鹿、イノシシ、タヌキ、野良猫……
に反応する可能性もありますが(笑)。
問題は、我が家の広い敷地
便利なカメラがあることは分かりました。
しかし、ここで大きな問題があります。
我が家は敷地が広い。
住み家があり、工房があり、その周りにもいろいろあります。
「ここにもカメラが必要かな」
「裏の方も見えた方がいいな」
「工房の入口も必要だな」
などと考え始めると、カメラの台数がどんどん増えていきます。
そのうち、
「これは防犯カメラを付けている家なのか、監視センターなのか?」
という状態になりそうです。
山の中の一軒家なのに、都会のビル並みにカメラが付いていたら、それはそれで妙な光景です(笑)。
警備会社にお願いする方法もある
もちろん、セコムやアルソックなどの警備会社にお願いするという方法もあります。
異常があれば知らせてくれたり、場合によっては対応してくれる。
これは何とも心強い。
特に、
- 留守にすることが多い
- 旅行などで長期間家を空ける
- 工房に高価な工具や機械がある
- 敷地が広く死角が多い
- 夜中に異常があっても自分で見に行きたくない
という場合には、とても安心できそうです。
しかし、安心にはそれなりのお金がかかります。
広い敷地に何台ものカメラを付けて、しっかりと警備をお願いすると、最初の費用もなかなかのもの。
さらに毎月の費用も必要になります。
年金暮らしになったら、
「泥棒には入られなかったけれど、防犯費用で財布が空っぽになった」
なんてことになっても困ります(笑)。
防犯カメラを付けると、逆に怪しまれないか?
防犯カメラを付けることには、もちろん良い点があります。
「ここは見られているぞ」
と思わせることで、多少なりとも犯罪の抑止力になるでしょう。
しかし、ここでひとつ気になることがあります。
あまりにも立派な防犯カメラを、あちこちに何台も付けたら……。
通りかかった人が、
「この家、ずいぶん厳重だな」
と思うかもしれません。
そして、
「もしかして、この家には何かすごい財産があるのでは?」
などと想像されたら困ります。
いやいや。
我が家にあるのは、山ほどの金銀財宝ではありません。
長年の暮らしの中で増えた、
大切な品々……そして、なかなか捨てられない物たち(笑)。
防犯カメラで守るほどのものがあると思われるのも、少し考えものです。
結局、まずは1台から
あれこれ調べて、考えました。
最初から敷地中をカメラだらけにする必要はないのではないか。
警備会社にすべてをお願いする前に、まずは自分たちでできる防犯を考えてみよう。
ということで、
まずはスマホ対応の防犯カメラを「要所」に1台。


これに決めました。
もちろん、ダミーではありません。
ちゃんと働く、本物です。
ワイヤレスで、電源はソーラー。
配線工事も必要ありません。
スマホから遠隔で映像を見ることができ、誰かが敷地に入ってきたことを検知すると、
すぐに私のスマホへ連絡が入ります。
山の中の一軒家にも、ついに文明の利器がやって来ました。
さて、これで少しは安心できるでしょうか。
それとも、
「ピコーン!」
とスマホが鳴ったので慌てて映像を見ると、
そこには悠々と歩く鹿が一頭……。
そんなことになるのでしょうか(笑)。
泥棒対策のつもりが、毎日山の動物観察になったりして。
それはそれで、山暮らしらしくて面白いかもしれません。
しばらく使ってみて、
防犯カメラが本当に役に立つのか。
それとも鹿やタヌキの監視カメラになるのか。
またその結果をご報告したいと思います。


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