――話は逸れても、青春は続く――
……またまた話がそれます。
ここまで来ると、
「ポークライスの話は、いったいどこへ行ったんだ?」
という声が聞こえてきそうです。
はい。
私も、ちょっと心配になっています。(笑)
でも、このお店で過ごした時間を振り返ってみると、ポークライスだけでは語れないんですよね。
料理を作り、店を繁盛させる。
それと同じくらい、そこで出会った人たちとの時間が、今でも強く記憶に残っています。
そして、その後やって来たのが――。
広パッチの後輩たちです。
一人入れば、あとは芋づる式
広パッチは、日田高校の出身でした。
大分大学ですから、当然、地元大分県の日田高校から進学してくる学生もたくさんいます。
そんな中、日田高校出身の4人組がいました。
なんと、この4人、
一つのアパートを借りて共同生活。
今考えると、なかなか濃い青春時代です。
その4人のうち、広パッチの紹介で一人、林田がアルバイトに入ってきました。
すると、どうなるか。
一人入れば、
あとは芋づる式。
林田が入ったと思ったら、次から次へと仲間がやって来る。
結局、
4人とも全員アルバイト生。
一網打尽です。(笑)
こうして、またまたお店のスタッフが増えていきました。
彫りの深い男、林田

最初に入ってきたのが、林田。
この男、見た目がなかなか印象的でした。
顔の彫りが深くて、
「日本人ですか?」
と聞きたくなるような、インド系の顔立ち。
本人曰く、
「高校時代は水泳部のエースだった」
そうです。
……「自称」ですけどね。(笑)
でも、林田には別の大きな才能がありました。
周りの空気を読むのが上手い。
人と人との間に入るのがうまく、場の雰囲気を和らげてくれる。
みんなの良いクッション役になってくれる男でした。
こういう人が一人いると、集団というのはうまく回るものです。
「穴井」ではなく、「穴井健二」
続いて、引っ張られてやって来たのが、
穴井健二。

ところで、今でも不思議に思うことがあります。
なぜ彼は、いつまで経っても「穴井」と呼ばれず、
「穴井健二」
なのでしょう?
普通なら、
「穴井君」
とか、
「穴井」
となりそうなものですが、
なぜか、
穴井健二。
やっぱり、
穴井健二なのです。
(笑)
そんな彼、体は小さいのですが、なんと大分大学の空手部のキャプテンまで務めていました。
小さな体に、キャプテンの肩書き。
なかなか侮れません。
そして、いかにも彼らしいのが、その性格。
マイペース。
こだわりが強い。
そして、物事をちょっと斜めから見る。
いわゆる「自分の世界」を持っているタイプです。
その性格は今でも健在。
現在でも、私が何か投稿すると、
ちゃちゃを入れてくる。
昔から変わりません。
何十年経っても、穴井健二は穴井健二です。(笑)
見た目で損をする男、松本君
次に入ったのが、松本君。
彼は根は真面目な男です。
ただし――。
見た目が、ちょっと生意気に見える。
これが彼の悩ましいところ。
人を見る時に、少し見上げるような仕草をするのです。
本人には、そんなつもりはないのでしょう。
ところが、知らない人から見ると、
「なんだ、こいつ?」
となりやすい。
これは損です。
特に飲み屋なんかに行くと、
「おい、兄ちゃん。何か文句あるのか?」
と、絡まれそうなタイプ。
本人は何もしていないのに。
人間、見た目や仕草だけで、いろいろ誤解されるものです。
最後の一人、切木君
そして4人目が、切木君。
ただ、彼はアルバイトをしていた期間がほんの少しだったので、正直なところ、私の記憶も少し薄い。
ごめん、切木君。(笑)
でも、こうして振り返ってみると、彼もまた、この時代の大切な一員でした。


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