中学時代の同級生 ~おまけ話~
今回の同級生4人組の集まりは、ちょうど平光の71歳の誕生日。4人の中では一番乗りで71歳になった。
ところが、主役は最初から笑いを提供してくれた。
会場に先に着いたのは関、私、長谷川の旬の3人。席に案内され、遅れて来る平光を待っていると、若くて可愛い店員さんに、
「あと一人、年寄りが遅れて来ますから。」
と説明した、その時だった。
店員さんのイヤホンに連絡が入ったようで、
「あっ、お連れ様がお見えになったようです。」
「やっと来たか」と思ったものの、なかなか席に現れない。
「年寄りだから階段が登れないんじゃないか。」
などと勝手なことを言っていると、また店員さんが、
「トイレに行かれたようです。」
その瞬間、3人とも大爆笑。
「年を取ると我慢ができんからなぁ。」
「漏らす前に駆け込んだんだろ!」
本人が来る前から、すっかり平光が酒の肴になってしまった。
実は今回、誕生日のお祝いをしようと、お店に「サプライズでケーキを出せませんか?」と問い合わせてみた。しかし、「そういったメニューはありませんが、持ち込みなら大丈夫です。」との返事。
近くのお店を調べると、小さなホールケーキでも5,000円近くする。
「71歳の爺さんに、そんな立派なケーキはいらん!」
ということで、近くのコンビニで200円ほどのケーキを購入。
これが実に平光にピッタリだった。本人も照れながら嬉しそうで、みんなで大笑いしながら誕生日を祝った。


宴もたけなわになると、関が最近あった同級生女子会の写真を見せてくれた。
すると平光が興味津々。
「この子は分かるけど、この子は誰?」
「〇〇さん。」
「へぇ~。じゃあ、この子は?」
「〇〇さん。」
ここで言う「この子」はもちろん同級生。写真に写っているのは、みんな立派な70歳のお婆さんである(笑)。
ところが2分も経たないうちに、また平光が同じ写真を見ながら、
「この子は分かるけど、この子は誰?」
一同、顔を見合わせて、
「ええ~~っ! さっき聞いたばかりじゃん!」
「認知症の始まりじゃないだろうな?」
もちろん冗談半分で大笑い。でも、この日の平光は同じ質問を何度も繰り返していたので、本人だけはいたって真面目だったのかもしれない。
そんなたわいもない話の中で、一つだけ印象に残った話がある。
平光は8月に椎間板の手術を受ける予定だという。年齢とともに背骨の間隔が狭くなり、骨が擦れて痛みやしびれが出てきたそうだ。
その流れで、平光がポツリ。
「身長が2センチも縮んどった…。ショックだった。」
これには私も驚いた。
というのも、先日の健康診断で私も若い頃より3センチ縮んでいたことが分かったばかりだったからだ。
すると誰かが一言。
「平光はもともと背が低いから、縮む量も2センチで済んだんじゃないか?」
もちろん、またまた大爆笑。
宴会は午後6時に始まり、お開きは9時。
3時間しゃべり続けたものの、同じ話を何度も繰り返すので、実際に進んだ話は正味1時間分くらいだった気がする。
それでも、不思議と時間が短く感じる。
昔話を何度でも繰り返し、お互いを遠慮なくからかい、笑い飛ばせる。
そんなバカ話ができるのは、中学時代の同級生だからこその楽しさなのだろう。
きっと次に集まっても、また同じ話をして、同じところで笑っているに違いない。



コメント