異父母兄弟会

出張

異父母兄弟とは、父親も母親も違う、いわば他人同士のはずですが——
なぜか不思議なご縁で、もう10年以上のお付き合いが続いています。

最初の出会いは2015年。次男が語学留学のためカナダ・バンクーバーに滞在していました。私たち夫婦は毎年、一年頑張ったご褒美として海外旅行に出かけており、その年は次男を訪ねてカナダへ行くことにしました。

バンクーバーでは4日ほど滞在し、次男の友人たちを招いて食事会を開くなど、楽しい時間を過ごしました。出発前に次男から「名入れのお箸を持ってきてほしい」と頼まれていたのですが、それは現地でできた友人へのプレゼントとのこと。その中に「Yちゃん」という日本人女性の名前があり、「もしかして彼女かな?」と少し期待していました。

しかし、その食事会にYちゃんは来られませんでした。カナダ国内を旅行中とのことでした。

その後、私たちはモントリオール、ケベック、そしてトロントへと旅を続けました。途中、我が家が手作りのログハウスであることもあり、私の強い希望で「シャトー・モンテベロ」に宿泊するという夢も叶えました。

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そしてトロントでは、「ナイアガラの滝 一日ツアー」に参加。早朝、ウェスティンホテルでバスを待っていると、もう一組の日本人家族が合流しました。バスに乗り込み、お互いに自己紹介をすると、驚くほど似た状況でした。

私たちは「次男がバンクーバーに留学していて、そのついでに旅行に来ました」と話し、相手のご家族も「次女がバンクーバーに留学していて、一緒にカナダを回っています」とのこと。

思わず私は「案外、どこかで知り合いだったりして」と冗談を言いましたが、「バンクーバーには日本人留学生がたくさんいますからね」と笑って返されました。

ところが、ガイドさんが私たちを「高江さん」と呼んだ瞬間、一緒にいた娘さんが驚いた様子でこう言いました。

「もしかして、シンラ君のお父さんですか?」

まさか、そんなことがあるなんて。
バンクーバーとトロントは約4000キロも離れているのに——
ここで、あの「Yちゃん」と出会うとは。

まさに奇跡のような再会でした。

その後、彼女のお父さんと私が「なんだか雰囲気が似ているね」と意気投合し、「親は違うけれど兄弟みたいだ」という話から、「異父母兄弟会」を作ることに。

カナダ旅行の後も、大分の我が家に泊まりに来てくださったり、東京で食事をご一緒したりと、交流は今も続いています。

長い話になってしまいましたが——
今回も、またお会いできて本当に良かったです。

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