ありがとう、津房小学校!最後の運動会は秋晴れの下で

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10月18日(日)は、津房小学校の最後の運動会が行われました。

空を見上げれば、真っ青な秋晴れ。まるでお天道様まで「今日はしっかり楽しんでおいで!」と応援してくれているような、素晴らしいお天気でした。

ただ、楽しい運動会であると同時に、ちょっぴり寂しい運動会でもあります。

宇佐市立津房小学校は、1872年(明治5年)に創立された歴史ある学校ですが、今年度をもって閉校することになりました。長い歴史に幕を下ろす前の、最後の運動会です。

昔の運動会は、そりゃあ賑やかでした!

実は、私の子供たちもこの津房小学校に通っていました。

当時は全校生徒が100人以上いて、今よりずっと賑やか。小学校の運動会と地区の体育祭が一緒に行われていたので、学校行事というより、地域を挙げての一大イベントでした。

そして、運動会といえば、忘れてはならないのがお弁当です。

妻は朝早く……いや、朝早いどころではありません。ほとんど夜中から起き出して、お節料理かと思うほど立派なお弁当を作ってくれていました。

子供たちの運動会なのに、親のほうも気合十分。今思えば、競技に出るわけでもないのに、ずいぶんとエネルギーを使っていたものです(笑)。

おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、親戚まで総出で応援にやって来て、みんなでお弁当を広げます。

あちらこちらでご馳走が並び、昼ご飯の時間ともなれば、いつの間にやら宴会が始まっていました。

今では、運動会でお酒を飲むなんて、とても考えられませんよね。

昔はお弁当も豪華なら、大人たちの楽しみ方も豪快だったようです。

あの頃の賑やかな光景を思い出すと、懐かしさがこみ上げてきます。

子供は減っても、地域の力は健在!

しかし、時代の流れには逆らえません。

少子高齢化の波は津房にも押し寄せ、子供たちの数は年々減少。今年の全校生徒は、わずか22人になりました。

来年度からは安心院小学校に統合され、子供たちは新しい環境で勉強することになります。

学校がなくなるというのは、単に建物がひとつなくなるという話ではありません。地域の思い出や、人と人とのつながりにも関わることですから、やはり寂しいものがあります。

それでも、運動会を支える地域の皆さんの力は健在です。

子供たちの人数が少なくなった分、地域の区長さんたちもテントの設営などに駆り出されます。

子供たちが競技に励む一方で、大人たちもせっせと準備に汗を流す。まさに地域総出の運動会です。

子供たちの競技の合間には、玉入れや綱引きなど、地域の人たちが参加する競技も行われました。

子供も大人も一緒になって楽しむ姿を見ていると、学校という場所が、地域の皆さんをつなぐ大切な役割を果たしてきたことを改めて感じます。

運動会のあとは、なぜか盆踊り!

さて、運動会は午前中で終了。

普通なら、これで解散となりそうなものですが、津房ではそう簡単には帰れません。

なんと、その後は「盆踊り大会」が始まるのです。

運動会の次は盆踊り。季節は秋ですが、そんな細かいことは気にしません。楽しいことなら、何でもありです(笑)。

この地域独特の踊りなのですが、これがなかなか難しい。

リズムというか、テンポというか、私が知っている盆踊りとは微妙に違うのです。

私の盆踊りのレパートリーといえば、せいぜい「炭坑節」くらい。

「掘って、掘って、また掘って……」の調子なら何とかなるのですが、津房独特の踊りとなると、どうにも勝手が違います。

周りの皆さんは軽やかに踊っているのに、こちらは手足があっちへ行ったり、こっちへ行ったり。

踊っているつもりが、傍から見れば新種の体操だったかもしれません。

まあ、こういうものは上手に踊ることより、楽しむことが大切ですからね。そういうことにしておきましょう(笑)。

最後は餅まき!大人も童心に返ります

盆踊りが終わると、最後のお楽しみは餅まきです。

ビニール袋に入った紅白のお餅が、景気よくまかれます。

こうなると、皆さんの目の色が変わります。

普段は落ち着いた大人の皆さんも、お餅が飛んでくれば話は別。童心に返って、あちらこちらに手を伸ばします。

もちろん、私も負けてはいません。

気がつけば、私もたくさんのお餅を拾っていました。

踊りではリズムに乗れなくても、餅まきではなかなかの成果。どうやら私は、盆踊りより餅拾いのほうに才能があったようです(笑)。

寂しさの中にも、温かさが残る一日

こうして、津房小学校最後の運動会は無事に終わりました。

学校が閉校することを思うと、やはり寂しさはあります。

私の子供たちが通った学校でもあり、家族でお弁当を囲み、地域の皆さんと笑い合った思い出の場所でもあります。

かつて100人以上いた子供たちが、今では22人。

数字だけを見れば、時代の変化を感じずにはいられません。

けれども、子供たちの競技を応援し、テントを設営し、盆踊りを踊り、最後には餅を拾って笑い合う。そんな地域の温かさは、今もちゃんと残っています。

運動会が終わったあとも、普段なかなか顔を合わせない人たちと話をすることができ、楽しいひと時を過ごしました。

学校はなくなっても、そこで育まれた思い出までなくなるわけではありません。

津房小学校、長い間、本当にありがとう。

そして、子供たちも地域の皆さんも、これからも元気で!

私も次に盆踊りに参加するときには、せめて炭坑節以外の一曲くらい、踊れるようになっておきたいものです。

……もっとも、次の餅まきがあれば、そちらの練習を優先してしまうかもしれませんが(笑)。

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