あの頃、うま味は小瓶に入っていた
最近の味の素フーズといえば、パリッパリの羽が自慢の餃子や、肉の旨味とXO醤の奥深いコクがぎゅっと詰まった肉焼売などが人気ですね。
でも、昭和世代の私にとって「味の素」といえば、やっぱりあの小瓶です。

昔は、どこの家庭の食卓にも当たり前のように置いてありました。
そして、1960年代にはこんな都市伝説までありました。
「味の素を食べると頭が良くなる!」
今思えば、なんともふざけた話です(笑)。
高度経済成長期、「脳によい食べ物」として大きな話題になったこともあり、ご飯や味噌汁に味の素をたっぷり振りかける人が続出したとか。
もし本当に頭が良くなるなら、あの頃もっと真面目に振りかけておけばよかった……と、今になって少し後悔しております(笑)。
私の定番は「ウスターソース+味の素」
子どもの頃、私がよくやっていた食べ方があります。
小皿にウスターソースを入れて、そこへ味の素をパラパラ……いや、時にはちょっと多めに(笑)。
そこに魚肉ソーセージをつけて食べるのです。
これが、なんとも言えない旨味があって美味しかった!
今のように「発酵の旨味がどうのこうの」「素材本来の味を引き出して……」なんて難しいことは考えていません。
ただただ、
「うまい!」
それだけでした。
当時は、本当にいろんな料理に味の素を振りかけていましたね。
ラーメン屋さんでも、ひとさじの魔法?
昔のラーメン屋さんも、今とはずいぶん違ったようです。
最近のラーメンといえば、豚骨を何時間も炊いたり、鶏や魚介から丁寧に出汁を取ったりと、まさに職人の世界。
ところが昔は、ラーメンどんぶりに小さじ一杯の味の素をポン!。
その上からスープを注いで味を整える――そんなスタイルも珍しくなかったようです。
今なら「秘伝の出汁は?」と聞かれそうですが、当時なら、
「そこにある小瓶です!」
……なんて答えが返ってきたかもしれません(笑)。
今でも、たまに振りかけたくなる
時代は変わって、食卓の風景もずいぶん変わりました。
それでも、たまに思うのです。
「今日はちょっと、味の素を振りかけてみようかな」
と。
そこで最近おすすめなのが、超簡単な一品。
やみつき!無限きゅうり
材料はたったの4つ。
- きゅうり
- ごま油
- 塩
- 味の素
作り方は簡単です。
きゅうりを食べやすい大きさに切り、あとは調味料と和えるだけ。
これで完成!
「えっ、これだけ?」と思いますが、これがなかなか止まらない。
気がつけば、きゅうりが一本、二本……。
まさに“無限きゅうり”です(笑)。
たまごかけご飯にも、ほんの少し
そして、もうひとつ。
日本人の永遠の定番、たまごかけご飯。
炊きたてのご飯に卵を落とし、醤油をたらり。
そこへ「味の素」をほんの少々。
これだけで、うま味がぐっと増したように感じます。
昭和の食卓にいつもあった小さな瓶。
「頭が良くなる」という都市伝説はさておき(笑)、あの頃の食卓には、確かにたくさんの思い出と旨味が詰まっていました。
たまには、昔を思い出しながら――
パラパラッと、ひと振り。
そんな懐かしい食べ方も、悪くありませんね。


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